ご挨拶
創業1906年、興和江守は、100年以上にわたり、社会の発展に寄与してまいりました。その歩みは、政治、経済、生活様式の変化、価値観の対立や技術革新によって、変化を伴う時代の中で続いてきたものです。私たちは、時代の流れに左右されることなく、常にお取引先、株主、社員、地域社会等のステークホルダーの皆さまと価値観を共有しながら、新たな事業に挑み、企業価値を高めてまいりました。
2026年、興和江守は、創業120周年の節目を機に、新たな歴史の幕を開こうとしています。これまで培ってきた企業文化を礎に、これからの時代に柔軟かつ力強く挑戦する組織風土の醸成が求められます。その一環として、ステークホルダーの皆さまと未来へのビジョンを共有するため、事業活動の象徴としてきた「江守の木」に代わる新たなビジョンビジュアルを策定いたしました。本ビジョンビジュアルは、興和江守憲章が示す、お取引先、株主、社員、地域社会の4つのステークホルダーを円の重なりとして描き、グラデーションや終わりのないラインによって、持続性や柔軟性、循環を表現しています。コンセプトワードである“ 関わる人すべてを幸せにする、顧客第一主義。”を体現した「江守のクローバー」です。
変化の大きい時代にこそ、ビジネスチャンスは至るところに存在するのです。そのチャンスを見出すためには、過去にとらわれてはなりません。また、ビジネスを成功に導くためには、自己の利益だけに固執してはなりません。なぜなら、企業は社会の中で孤立して存在するものではないからです。私たちは、すべてのステークホルダーに便益を提供することを事業の目的とし、得られた利益を社会へ還元する利他の精神を大切にしています。そして、興和グループが掲げる「健康×環境」分野での取り組みをさらに推進すべく、温室効果ガスの排出を抑制する新産業、新事業の創出を通じて、次の100年を見据えた社会貢献を継続してまいります。
2025年10月
興和江守株式会社
代表取締役社長
岩佐 大秀