テキスタイル事業部に所属し、現在は名古屋支店で働いています。主に車輌関係の客先を担当しており、国内グループ会社で製造する「Harmony-Light」を国内外へ販売しています。車輌用カーシートの染色に適した少し特殊な染料を販売しているので、より専門的な知識が求められますが、商社＋メーカーポジションの機能を持ち、「江守ブランドの染料販売できる」ことは、テキスタイル事業部の強みの１つです。また、海外グループ会社と協業し、「Harmony-Light」の原料となる染料の輸入も担当しています。

海外から染料を仕入れて国内で生産、そして海外へ販売するため、普段はなかなか出会えないような海外拠点の方と一緒に仕事をすることができます。ここが商社営業の面白いところでもあり、貴重な経験を積むことができる点だと、日々感じています。最近では中国染料メーカーの担当者と直接やり取りをする機会も増え、日本人以外の方々とビジネスをすることの大変さを痛感しています。車輌用の染料は厳しい自動車メーカーの基準を達成する必要があるため、品質の安定性が非常に重要です。その高い水準をクリアすることは極めて大変ですが、達成したときの充実感も倍増します。

染料の生産は中国が世界的にもシェアが高く、中国とは切っても切れない関係にありますが、例えば上海でロックダウンが発生すると、輸入品が入ってこない、供給が止まってしまう、ということがあります。しかし、車輌向けとなると、国内のお客様への当社の供給責任は非常に重いため、国内グループ会社で在庫を確保したり、海外グループ会社と協業して他の供給先を確保したりして対応しています。大変だと感じるときも多々ありますが、多くを学べるチャンスでもあり、成長することができると考えてます。

化学系/営業職/転勤など、様々な条件を考慮し、当社を就職先の候補として考えていました。また、私自身、福井出身で県外での生活に憧れもあり、県外に拠点のある福井の会社を希望していました。説明会やインターンシップに何度も参加、実際に会社にも足を運び、社内の雰囲気や仕事内容を理解した上で、興和江守への入社を決めました。大きな決め手となったのは、先輩社員との座談会です。実際に仕事をしている諸先輩方の話を聞くことができ、具体的なイメージをすることができました。当時先輩社員と話したことは、今でも鮮明に覚えています。

就業後は、飲みに行くことが多いです。会社の先輩方ともよく行きますが、名古屋で新しくできた友人や、他の会社の人たちともよく行きます。新しいコミュニティができると、知人関係も広がりますし刺激的です。最近は銭湯/サウナにハマっており、週1回は行くようになりました。必ず一人で行きます。休日は福井へ帰ることも多々あります。名古屋に約2年半住んでいますが、時間が経つに連れ、福井の良さが増してきます。ご飯がおいしくゴルフが安い、冬は地獄ですが。22年間福井で生まれ育った人間は、田舎を捨てることができません。